ゾロのレベルアップ<前編>
2年の修行を経て、新世界に入った麦わらの一味。
その強さはまだまだ未知数。
特にゾロは、ひょっとするとルフィより強くなったんじゃないか。
というぐらい強くなっています。
ちょっと整理してみましょうか。
まず、最初の登場から印象的でした。
■ブッた斬り
巨大海賊船をブッた斬って登場です。
しかも海中から。
まさに“海賊狩り”。
最高にカッコいい登場シーンでしたね。
「ぷはっ」「船を」「間違えた!!!」ドドン!!
このシーンはミホークとの比較として有名ですね。
■ミホークへのオマージュ
ゾロは、”最強”を目指し、”鷹の目”ミホークと勝負するため海に出ました。
そのチャンスが、海上レストランでの食事中、突然やって来たのです。
2年前の、このシーンです。
首領クリークの巨大ガレオン船をブッた斬り。
このころのワンピースではありえない破壊力でした。
こんな巨大船を斬ったなんて、ありえない。
「悪魔の実の能力に決まってんだろうが!」
とクリークも理解できない破壊力。
ですが、今考えると、悪魔の実の能力などではなく、本当に剣技でブッた斬りだったんだなと信じられます。
それ程の強さにまでゾロも登り詰めたのだということを表す、“2年後”の登場シーンでした。
■ゾロvsミホーク(2年前)
このころのワンピースではありえない破壊力、と言いましたが、このころの斬撃による破壊力の基準はゾロでした。
当時のゾロは斬撃も飛ばせず、「鬼斬り」「虎狩り」が最大の必殺技。
それでも「100%敵が吹き飛ぶ」ほどの、充分すぎる強さを持っていました。
そんなゾロと、”世界最強の剣士”鷹の目のミホークが決闘します。
ご存知の通り、結果は惨敗。
しかし、心までは折られず、ミホークに一目置かれることとなりました。
それまでゾロのことを「弱き者」「うさぎ」「井の中の吠えし蛙」と見下しまくっていたミホークが、敗北より死を選ぼうとするゾロに対して、「久しく見ぬ強き者」と評価を一変させます。
それ以降、ゾロはルフィと自分自身に誓いを立て、レベルアップを重ねます。
■ゾロのレベルアップ
ミホークに敗れ、大怪我を負ったその日のうちに、アーロン一味のハチと対戦。
ここから新しく最強を目指すゾロの戦いが始まります。
Mr.1との戦いで、鉄を斬れるようになり、
空島の戦士ブラハムとの戦いで斬撃を飛ばせるようになり、
エニエスロビーでは、ついに海列車を真っ二つにブッた斬ります。
しかし、次のスリラーバークでの”七武海”くまとの対戦でゾロは苦境に立たされます。
エネルといい、青キジといい、越えられない壁が徐々に現れてきます。
■ゾロの野心と覚悟
すでにオーズとの戦いで死ぬ程攻撃をくらい、骨のズイまでボロボロになっているゾロに追い討ちをかけるくま。
ゾロの攻撃も全く歯が立ちません。
くまはここで気変わり?し、「やはりこれだけ弱り切ったお前達を消した所で何の面白みもない」と、一味完全抹殺の命令を無視。
ルフィの首だけを獲ろうとするくま。
ゾロは最後の力で足掻きますが、やはりくまには全く通じず。
そして、くまに頼み込みます。
ルフィと一味を助けるために、 ”身代わり”になろうとするゾロ。
ミホークに勝って世界一の剣豪になるという野望と、命を捨ててまで。
■苦戦だらけ
とにかくゾロの命を張った男気のおかげでなんとか助かった一味。
ゾロも瀕死のダメージを受けながら、命だけは取り留めます。
しかし、次のシャボンディ諸島でさらなる苦難が。
くまに瓜二つのパシフィスタの登場。
一味全員全力でかかってやっと倒せました。
が、直後にもう一体パシフィスタが現れ大ピンチ。
しかも戦桃丸と黄猿まで。
ロギアの黄猿にまさに殺されかけ、完全に戦闘不能になってしまうゾロ。
間一髪レイリーに救われ、逃げに徹するも、一味もろとも全滅の危機に瀕します。
そして本物のくまが現れ、その能力で各地に飛ばされ全員バラバラに。
それにしてもロギアとかくまとか、てっぺんにいる強敵たちの桁違いの強さにどうやって対抗するのか、このままでは行き詰まりを感じざるを得ません。
麦わらの一味、完全崩壊です。
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長くなってしまったので、続きは後ほど。。。
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<後編>へ続きます。。。