ワンピース考察ブログ??

ONEPIECEについて、さまざま考察してみるブログです。最新話の感想&考察、伏線考察、セリフ解釈などなど。

ワンピース739話のなかで気づいたことなど

ONE PIECE 739「隊長」の感想です。

 

麦わらの一味の侵攻に気づいたトレーボルの”ベタベットン流星”によって、幹部塔が粉々になってしまいました。

これにはシュガーもビックリだったようで、怒ってトレーボルを蹴っています。

 

ウソップもロビンも無事でしたが、レオ達は捕まってしまっています。

オモチャにされた他のトンタッタ族も一緒にベタベタの物質にハマっていますね。

混乱に乗じてシュガーの口にタタババスコを入れられればよかったでしょうが、意外と速いトレーボルに一網打尽にされてしまったようです。

ウソップは部下の服を着ていたことと、ガレキの下敷きになっていたことで、トレーボルに気付かれずに済んだようです。

 

■正直者トンタッタ

誘導尋問に簡単に引っかかった。

まあしょうがないですけど、「ウソランド」の存在がバレて、「片足の兵隊」との繋がりもバレました。

ここで疑問なのは、ドンキホーテファミリー的にはどの程度理解できているのか、というところですね。

「だいぶ繋がりが見えてきた」とは言っていますけれども。

 

■ドンキホーテファミリーの理解度考察

「ウソランド」という名前について、トレーボルとシュガーはどう思ったか。

公表されている”麦わらの一味”に「ウソランド」はいません。

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それどころか、ウソップは手配書上、”そげキング”とされているので、ウソランド→麦わらの一味のウソップの連想も不可能です。

それでも、ロビンの顔が割れてしまったのでそこから”麦わら”と”トンタッタ”の繋がりを見いだすことは可能です。

次に、片足の兵隊はどこから出てきたのか。

単にシュガーの勘なのか。

リフト内で暴れているという報告がいった描写もありませんし。

ただ、トンタッタに入れ知恵した者がいることは、シュガーは勘付いている。

それが兵隊さんだと言うのは、兵隊さんがファミリーに因縁があるからでしょう。

”コロシアム前に現れるお尋ねオモチャ”という以上に、何かあるのでしょう。

 

■兵隊さんの回想

その頃、リフトは王宮に着いて、兵隊さんこと隊長がラオGにリフトの外へぶっ飛ばされました。

オモチャの姿では本領発揮できないようですね。

この兵隊さんの回想の中で、、、ドフラミンゴ退位の誤報について、よく見ると市民は喜び、また逆にオモチャは落ち込んでいる様子が描かれています。

 

そして重要なのは、レベッカと兵隊さんのケンカ。

親なのに「親でもないくせに!」と言われた時の、このオモチャの無機質な表情。

ぐっと来ますね。

かなり高度な演出です。

 

国家の転覆に親子愛を絡めて来るとは・・・こりゃラスト泣けそうだあ。

そうか。

今朝このケンカがあっての、レベッカのこの切ない表情だったんですね。

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そんでまた、その上で「一緒に暮らそうよ!」なんて言われたら、そりゃー泣いてしまいますね。

「こんなブリキの目からは、涙も出やしないがね・・」って言いますよね。

ええ子や・・・。

ところでラオGはやはりヒーロー気取りのようで、「G」ポーズを決めています。

 

■スカーレットの死に様?

「無敗の女、手も足も出ず〜!」。

レベッカより強いであろう兵隊さんが、ディアマンテより弱いであろうラオGに敵わないのですから、当然です。

で、ここでディアマンテから重要証言。

レベッカの母、スカーレットの死に様について・・・。

・・・彼女はディアマンテに狙われていました。

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一度襲われた際には兵隊さんが助けに入りましたが、二度目にはとうとう守りきれず、妻であるスカーレットを失ってしまいました。

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兵隊さんはオモチャにされ、皆の記憶から消えているので、彼とスカーレットおよびレベッカとの元々の繋がりを知っているのは、つまり親子であるということを知っているのは、兵隊さんしかいないはずです。

 

なのにスカーレットの死に様について、スカーレットの言動ではなく、ワザワザ「オモチャの兵隊が泣き叫んで実に見苦しかった」というのは、もしかしたらディアマンテは兵隊さんの素性を知っているということ?

 

なんかこの流れで行くと、レベッカと兵隊さんの本当の関係を暴露されそうな。

「オモチャになって自分の妻も娘も守れない哀れな男」ってな感じで。

いずれにしろ、兵隊さんの正体を、ここで気付かされるのかもしれません。

 

でも、オモチャにされた人に関する記憶は消えますので、どうなんでしょう。

ただ、シュガーだけは記憶を保っていられるのかもしれないですが。

そうすると、シュガーから聞いたことになるんでしょうかね。

 

待てよ、そもそも兵隊さんが、「自分は父親だ」というようなことをレベッカに言わないのは、なぜなんだろう。

スカーレットを守れなかった自責の念からか。

 

■隊長=兵隊さん=キュロス

やっと公表されました。

それはともかく、このドレスローザ編の根幹をなす”ホビホビの実”の能力と、その仕組みについて、またひとつ明らかになりました。

 

この国で初めてオモチャにされたのはキュロスで、おそらく10年前の「あの夜」。

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シュガーが王宮に先頭で攻め込んできていますから、キュロスは王宮にいて、国を守ろうと戦ったのでしょう。

オモチャにされた際、シュガーは”契約”を交わし忘れたため、自由に動けるキュロスは唯一ファミリーに逆らえるオモチャになったそうです。

 

■人間病とは?

そうすると、”人間病”とは何なのでしょう。

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思うに、本当はオモチャでなく人間であるということを言ってはいけない、という契約を(何故か)交わしていないからではないかと。

それゆえ、私は人間だよ、と暴露してしまうオモチャが現れてもおかしくない。

それを見せしめとしてスクラップ場へ落とすことで、他のオモチャを牽制する。

ってゆうことなのかなと。

まあ、言わないように契約すれば済む話なんですが。

契約の数は決まっているのでしょうかね。

2つまで、とか。

 

ちなみに、隊長は、自分がキュロスであるということや、コロシアムの歴史上、最強の剣闘士であるということを、やっぱり自らトンタッタ族に打ち明けたのでしょうか。

共に戦うってことで。

レベッカには言わないのに。

 

■ドレスローザ編のギミック

うーん。ホビホビの能力とドレスローザの闇の仕組みが複雑すぎて、まだまだ明らかになっていない事柄が他にもたくさんあるように思います。

 

たとえば、昼間から工場で働かされているオモチャと、コロシアム観戦など、ある程度自由に生活できているオモチャの違いは何なのか。

や、また、0時を過ぎると街に出てはいけないのは結局なぜなのか。など。

夜通し働かされているというので、シュガーが寝てもオモチャ化は解除されないようですし。

 

兵隊さんことキュロスの回想と、ローの回想がまだ残っているでしょうから、そこでこれらの辻褄合わせがされればいいですね。

 

 

それでは続けて740話の感想へ・・・