ワンピース 744話 サボ!!
ONEPIECE 744「革命軍参謀総長」の感想と考察です。ついにサボ登場!
当ブログには、画バレ・ネタバレ詳細はありません。
ワンピース最新話(744話)を見ていないと、よくわからない内容だと思います。
ひとつひとつのシーンについて個人的な感想と考察を述べています。
ジャンプ今週号を読みながらですと、よくわかると思います。
ところで今回の号はとても面白かったですね。
何と言ってもサボが登場しましたから。
次号745話がとても気になりますね。
さて、サボの”竜の息吹”(核を突く技)によって、リングが崩壊しましたよ。
よく見ると、リングの中央、サボのところだけ足場が残っています。
ゴリラともども逃げ惑う観客。果たしてゴリラの意味はあったのかな。
そして、バージェス、バルトロメオ、ディアマンテ、レベッカは荒波の中に巻き込まれていきます。
特に、バルトロメオとディアマンテは悪魔の実の能力者ですから、水がかかって力が抜けているようです。
その間に闘魚を捕まえ、宝箱をこじ開けるサボ、もといルーシー。
「全員場外!おれの優勝だ!コレ取った奴の勝ちだろ!?」
「貰っていいよな」
どうぞどうぞ。
今まで散々引っ張られただけに、意外な急展開。
でもこれ、本物のメラメラの実だろうか?
■優勝はルーシー
実況のギャッツさんが、混乱の中、ルーシーの勝ち名乗りを挙げました。
何といきなりの優勝確定。
誰も倒れる事なく、無事に決勝が終わってしまいました。
しかし観客はそれどころでなく、必死に逃げ惑っています。
ところで観客席をよく見ると、熊がいます。
その手前に囚人ぽいのもいますね。
まあ関係なさそうですが。
■メラメラの実、食った!
奪ったメラメラの実を、そのまま食いました。
ディアマンテの焦りを見るに、どうやら本当に本物だったようです。
ディアマンテは「やるつもりのねえ賞品」と言っていましたが、だったら本物を用意する意味は無かったですよねえ。
よほど優勝する自信があったのでしょうね。
でもディアマンテは既に能力者ですし主催者ですから。
どっちにしろ本物である必要は無かったですねやっぱり。
そうすると、新たな疑問が。
ドフラミンゴは、どこでどうやってこのメラメラの実を手に入れたのでしょうか?
■ルーシー変装セットを捨てたサボ
そして上空へ飛び上がるルーシー。いや、サボ。
まず、このジャンプ力。
すごいですよ。
最近のワンピースはサンジをはじめ空を飛べるキャラが続々と出て来ていますし、何よりルフィの身軽さが”ずば抜けて”いるため、誤解されがちだと思うんですが、
実はワンピースのキャラは、そんなにジャンプ力は無いんですよね。
(他のバトル漫画、例えばドラゴンボールとかに比べて。)
このブルックのジャンプが(二年前)、驚くほどのジャンプ力という設定です。
(月歩や悪魔の実の能力を除いた、単純なジャンプ力の話です、念のため。)
比べてこのサボのジャンプ力は、やはりものすごいと思います。
これも。
言うなれば、生身でゴムゴム・ギアセカンド並みの身のこなしと言えるでしょう。
竜爪拳といい、サボの強さはドラゴンボールじみている感じがしますね。
■サボの”火拳”
ほう、いきなり火拳が出ました。
エースの火拳と勝るとも劣らない、ものすごい威力です。
これがエースの火拳。
エースの意志はしっかりとサボに受け継がれましたね。
いろいろと感慨深いシーンですが、感情論はとりあえず置いといて、、
悪魔の実を食べる瞬間を描写された者は、今まであまりいませんでした。
まずルフィ。
子供だからなのか、ゴムゴムの能力をなかなか自分のものにできませんでした。
次はバギーですが、すぐに能力を使わなかったため、省略。
その次は、CP9のカクとカリファ。
カクは変形点の切替に少し戸惑っていましたが、すぐに慣れ、カリファともども割とすぐ能力を使いこなせていました。
次が黒ひげ。
食うシーンははっきりしていませんが、グラグラの能力者になった事は確かです。
「まだまだコントロールがうまくいかねえな」と言っていましたが、抑え方がよくわからない、といったニュアンスなだけで、いきなりフルパワーで能力を使えています。
最後はモモの助。
ベガパンクの”失敗作”である、人造悪魔の実です。
人間への戻り方を知らず、どうも自分の意思では変身できないようで、全く能力をコントロールできていません。
以上を総合して考えると、悪魔の実を食べた直後は誰でもコントロールが思い通りにならないものの、しかし強い者ほど、その”慣れ”が早いようです。
サボもコントロールが難しいと言いながら、完璧な火拳を繰り出しています。
■サボの炎
ちなみに、単なる作風の変化かもしれませんが、エースの炎と、サボの炎は微妙に違うふうに描かれている気がします。
ご覧の通り、エースのは白く(トーンなし)巻き巻きに燃える炎ですが、サボの炎は、色付き(トーンあり)でややトゲトゲした炎です。
まだコントロールが難しいという事なので、炎の燃焼温度による、炎色の違いという事なのかもしれませんし、またはもしかしたら能力の宿り主によって、性質が若干異なるという証明なのかもしれませんね。
■地下交易港・トレーボルの逆襲
「ピギャッ」と、無惨に踏みつぶされ全滅したトンタッタ族でしたが、ウソップを抱えて全員ダッシュで逃げます。
まだまだ動けますやん。
ロビンが壁になって皆を逃がそうとしますが、トレーボルが相手では、実力的に圧倒的に不利でしょう。
ただ、”体咲き”が使えますから囮にはなるでしょうね。
と思いきや、ハイルディンが岩で攻撃を防いでロビンを援護。
と思いきや、用があるのはウソップにだった。
■「この男こそ!おれ達の呪いを解いてくれた英雄!その名も!!」
「キャプテン・ウソップだァ〜〜!!」
その時、ちょうど、サボの砕いた地盤が崩落し、後光が射しました。
「おれ達は今・・!奇跡を見てるのか・・!?」
たしかに奇跡。
こんなタイミングがあるでしょうか。
天の使わした救世主ではないですけれども。
この流れはご存知の通り、”バギー神”の成り立ちと全く同じです。
そういえば、ウソップとバギーは性格が似ていますね。
今は瀕死状態ですが、そのうちこんな感じで調子に乗り出すに違いないです。
ともかく、新世界を渡っていくのに必要であろう、”傘下の海賊”軍が、麦わらの一味には大勢できた事でしょう。
これが今後どう生きてくるのか。
単にウソップの嘘が現実化したというネタの為だけでなく(八千人の部下の話)、いずれ人員が必要となる場面が訪れるという事なのかもしれません。
■ゴッド・ウソップ
そんなわけで、もれなく全員ウソップを崇拝し出したようです。
ウソップの”導き”により、スマイル工場の破壊とトンタッタ族の救出を目指して、”教徒”が一斉に動きました。
で、地下に落ちて来た一反もめん、あ、いや、ディアマンテに襲いかかります。
が、相手になるのはキャベンディッシュか、ドン・チンジャオくらいでしょうね。
しかし、ディアマンテはメラメラの実を食われるわ、トレーボルはシュガーを守れないわ、全然責務を果たせない最高幹部たちですねえ。
ピーカさんが最後の希望か。
■ウソップ信者の人数
コロシアム1ブロックで138、9人いるみたいですから、合わせて550人くらい、加えて、既に地下にいたオモチャ達がその倍はいるでしょうから(多分ね)、少なくとも1000人以上はウソップの配下となったわけです。
すげー。
■「地下にこんな場所があったなんて」
レベッカが知らないのも無理ありませんが、リク王でさえ、地下空間の存在を知りませんでした。
あんなに巨大な地下空間なのに、国の王族でさえ知らない。
ドフラミンゴ達が掘ったのでしょうか?
そうかも知れません。
743話のドレスローザ全景には、10年前には無かった水道橋のようなものが建設されていることがわかります。(王宮台地の右側)
相当な労働力を動員して建設されたことでしょう。
オモチャやトンタッタ族やファミリー三下など。
だとしたら巨大な地下空間も作れそうです。
もしそうでなく、昔からあった空間を利用したのだとすると、、、
何の為にこの空間があったのでしょうか。
古代からの何かが見つかる可能性もありますね、今後。
■サボの顔、初登場
肩書きはタイトルにもある通り、「革命軍参謀総長」だそうです。
ハックは「兵士」か。コアラも特に肩書きがなかったから「兵士」かな。
服装は12年前とほぼ同じ。髪は伸びてエースのような髪型に。
そして顔には大きなキズが。
これはアレですね、「あの時死んだと思ってたんだ!」の”あの時”の傷。
この時やっぱりドラゴンに助けられて、革命軍入りしたんですね。
「ルフィはいい奴だろ?昔と全然変わらねえ」と、記憶もしっかりあるようです。
ではなぜエースを救出に来なかったのか。
その理由が描かれる日を気長に待ちましょう。
■「革命軍がなぜこの国に・・・?」
そういえば、レベッカはこの国の”闇”の真相を知らないんでしたっけ。
レベッカの、ドフラミンゴを狙う理由はあくまで兵隊さんのため。
ですが、ドフラミンゴの悪事に気づかずとも、囚人剣闘士の処遇を思えば、革命軍が来て然るべきなんですけど、のんきなこと言ってますね、レベッカは。
それはそうと、革命軍の行動目的がハッキリしたことは重要です。
「この港から出る武器が世界中の”戦争”を助長している」
「そいつを止めに来た!」
だそうです。
・・・少し引っかかりますね。だって革命軍は戦争が”仕事”じゃないんですか。
それを止めに来たというのは、矛盾しているような気も・・。
今の時点では何もわかりませんが、革命軍の行なう”戦争”はあくまで”反乱”で、国同士の”戦争”は止めたい立場にある、ってことでしょうか。
■「おいおいやべェぞアイツ!!」「”サボ”だよな!?」
なんとサボは革命軍のナンバー2だそうです。
創設メンバーであろう、くまやイワンコフを差し置いて。
これは相当な実力だと考えて良さそうです。
そして、大事なのは、こんな下っ端ですらサボを知っているということ。
ディアマンテも「ん!?あいつ もしや 革命軍の・・・」と言っていましたし。
サボは有名人だったのです。
ということはですよ、エースもサボのことを知っていた可能性があるということ。
ただ、それをルフィに伝えていなかったので、やっぱりエースも生存を知らず、サボが有名になったのは頂上戦争以後なのかもしれないですね。
サボの事はこれしか言及していません。
せめて死ぬ前に一度会っていれば、、と思ってしまいますよね。
■「武器の”生産”は別の場所みてェだな」
そういえば、そうなんですね。
ここは”交易港”で、工場は”スマイル工場”のみ。
こんな意味深に言われると、まだ何か秘密があると思っていいのでしょうか。
単純に考えれば、ブキブキの実の能力者であるベビー5が怪しいと思いますけど。
■「ドラゴンさん」
サボはドラゴンの事をこう呼ぶようです。
命の恩人という以上に、敬意を持っていそうです。
もちろんルフィの父親という事は知っているでしょうが、驚いたでしょうね。
■キュロス強し
一方、場面は王宮。
バッファローをも一撃で仕留めました。
グルグルの実の能力者に関節をキメるというのは、シュールなギャグなのか。
さあ、とにかくルフィもやっと乱入してきました。
勝手な論理でトラ男を助けます。同盟も継続。
今まで状況説明を聞く役に徹してきたルフィが、ようやく”らしさ”を見せました。
■「ミンゴが生きてるーっ!!」
生きてるのはマアいいとして、ベビー5やグラディウスもビックリしています。
バッファローもミンゴが死んだと思っているようでしたし、これはどういうこと?
ピーカは知っていたようですが。
「これはマズイ事態だ・・!」
やっと気づきましたか若様。結構な被害状況ですよ。
さて、「鳥カゴ」とは何でしょうな。
ローの反応から、ひょっとしたら「コラさん」の死と関係あるかも、ですね。
ここでローの過去編突入か?
ところでゾロは今ごろ迷子かな・・。
・・・というところで、745話の感想に続きます。