ワンピース考察ブログ??

ONEPIECEについて、さまざま考察してみるブログです。最新話の感想&考察、伏線考察、セリフ解釈などなど。

ワンピース 単行本 第75巻 感想と考察

ONEPIECE 75巻「おれの恩返し」の感想と考察です。

ワンピース単行本の最新刊、75巻が発売されました。

収録話は何話まで入るか微妙なところでしたが、今回は743話から752話までの10話収録でした。

74巻のラストは、シュガーを気絶させたところで終わっていましたね。

いよいよオモチャ達が元に戻ります。

 

この記事は、ワンピース75巻の各話やSBSについて、個人的な感想と考察を書いています。画バレや内容等ネタバレありますのでご注意ください。


ONE PIECE 75巻(尾田栄一郎)

表紙には、”星”と”鳥カゴ”が象徴的に描かれています。

サボは一応まだ顔を伏せたまま、コアラとのツーショット。

サボは金髪で、コアラは赤毛です。

そして復活の兵隊さん、もといキュロス。

片足はやっぱりありません。

 

onepiece_75巻-01

あ、パンダマン。コアラにパンダマン。

 

さて、まずは全巻同様に各話のタイトルと、その感想&考察記事の紹介です。

以下のリンクから過去記事に飛べます。

 

ONEPIECE 743話「激震のドレスローザ」

シュガーの、見た目とは裏腹の性格が、ウソップをオモチャにはせずにタタババスコを逆に食べさせる、という行動にさせたのでしょう。

オモチャ達が続々と元に戻り、ドレスローザは大パニックに。

シュガーの能力が解けた時、「思い出した」という感覚があることは重要なことだと思います。

そうでないと、ダマされていたことに気づきませんからね。

これでドフラミンゴを悪と認識する流れへと、自然に持って行けます。

またレベッカも兵隊さんとの思い出を保ったまま、キュロスのことを思い出したようです。

キュロスは、10年越しの一撃をドフラミンゴにかまします。

コマのシーンも10年前と同じ。

そして最大の見所はサボの竜爪拳。

核を突く技”竜の息吹”でリングを破壊。

「用ができた。優勝する!」

何という強さ、頼もしさ。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 743話 感想 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 744話「革命軍参謀総長」

「貰っていいよな」

ということで、ルーシーの優勝確定!

ついにサボがメラメラの実を食います。

で、いきなりエース張りの「火拳!!」

若干エースの炎と色や形が異なることを一応チェックしておきます。

ゴッド・ウソップの誕生の奇跡もあり。

信者を数えてみると、末端はものすごい数になりそうです。

そして最大の見所は、サボの顔。初登場です。

エースのような髪型に、顔半分に大きなキズが。

”あの時”のキズですよね・・・。

「ルフィはいい奴だろ?昔と全然変わらねえ」

サボの記憶もしっかりとあります。

では、エースを救出に来なかった理由はどういうものだったのでしょうか。

いずれ明らかになるかもしれませんね。

まあ、それはそうとサボは何と革命軍のNo.2で、かなりの有名人。

エースはこれを知っていたのでしょうか?

また、武器の生産はどこで行なわれているのか?やや意味深。

ドレスローザ外なんでしょうか・・・。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 744話 サボ!! - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 745話「鳥カゴ」

まず、サボやコアラと再会したロビンの反応から、革命軍との良好な関係が少し明らかになったと思います。

次に、やっぱりドフラミンゴは生きていて、イトイトの能力であることが判明。

”かなり高性能な分身”と解釈してよさそうです。

ということは、ドフラミンゴが二人いるようなもんです。

こりゃ大変だ。

そして鳥カゴ発動。

ローがこの技を知っているのは重要な事実。

コラさん絡みで間違いないでしょう。

鳥カゴと寄生糸によって、ドレスローザが恐怖に包まれたように思えますが、実はドフラミンゴがヤケクソになっているだけなんですよね。

にもかかわらず、この余裕ぶり。

なるほど狂っていますね。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 745話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 746話「星」

10年前の惨劇を今くり返されることで、あの時もドフラミンゴの仕業だったんだ、と国民達は気づきました。

これにてリク王の信頼回復へとつなげることが可能です。

一方、ゾロは迷子にならずにさらっと合流。

ローの刀も回収するという手際の良さ。

さて、星ですが、ルフィやローは海軍の懸賞金より低い額(3億ベリー)にされていまます。ちょっと矛盾していますね。

そしてゴッド・ウソップはまさかの最高額、5億ベリー。

こんなゲームをする意味はドフラミンゴにあるのでしょうか。

ただイカレてるとしかいいようがありません。

ルフィの格好良さにも注目です。

本能的に国を救おうとしています。

これも”Dの意志”なのでしょうか。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 746話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 747話「最高幹部ピーカ」

このドレスローザ編に登場した”国”は皆、闇の密輸にそれぞれ何らかの形で関係しているのかもしれません。

そうなると、ワノ国も・・・?

追撃のメイナード中将のオモチャ体験によって、海軍にもドレスローザの闇が完全に知れ渡ったようです。

が、藤虎の意味深発言。

「世界政府ってのァ、神か何かですか」

これは以下の記事で深く考察しています。

藤虎の人物像と海軍の行動に関する考察<前編> - ワンピース考察ブログ??

藤虎の人物像と海軍の行動に関する考察<後編> - ワンピース考察ブログ??

また「話は済んでる」というセリフから、藤虎はドフラミンゴと何らかの取引を交わした可能性も考えられます。

そしてドフラミンゴの口から、彼の過去に関する情報が出てきました。

天竜人を巡る”運命”に関係していそうですが、これだけではまだ何とも。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 747話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 748話「おれの恩返し」

キャベンディッシュがようやくの再登場です。

ローを攻撃するキャベンディッシュにルフィが「コイツはおれの仲間」と。

仲間に入れる気満々です。

同盟を組んだ当初は「友達」と言っていましたが、今は「仲間」と。

ルフィにとって「友達」と「仲間」は全くの別物ですからね。

それはそうと、ローのキャラが少しずつギャグ寄りになってきましたね。

そしてコロシアムの強豪達が次々に再登場。

それぞれ金よりも恩返しをしたいために、ドフラミンゴの首を狙うんですね。

まだまだ再登場していないキャラはたくさんいますが、バージェスはどうしたんでしょうかね。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 748話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 749話「すすめ!!曲者軍団」

ゾロvsピーカとなりました。

イシイシの能力としては、この石像全部がピーカの身体なのではなく、あくまで”岩石同化人間”ですから、地面と同化して形を変えたり動かしたりできる、ってことですよね。

さて、ローが自分の口から”作戦”の真相を明かしました。

「お前らに持ちかけた作戦は遠回りにドフラミンゴを潰す手段だった」

やはりカイドウではなくドフラミンゴが最初からローの標的だったのです。

746話を読む前に知っておくべき未回収伏線の前置き - ワンピース考察ブログ??

そしてコラソンはドフラミンゴの実の弟だという新事実が。

ここから、0話に登場したドフラミンゴの顔の形の違和感は、実はコラソンだったからではないか、という推測ができます。

ローのこれまでの言動から、コラさんは”鳥カゴ”に巻き込まれて、仕方なく死んだと考えると辻褄が合います。

また、「弱ェ奴は、死に方も選べねェ」「人に親切にしときゃあ、てめェにいい事があるって言うだろ」など、ローのさまざまなセリフは、コラソンの影響を受けているのではないでしょうか。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 749話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 750話「戦局」

王宮へ向かう戦局は、現在4ヵ所。

戦局1.キュロス

戦局2.コロシアム軍団

戦局3.ルフィ&ロー(withアブドーラ&ジェット&ウーシー)

戦局4.ゾロ

ロビン達が王の台地へ到着しましたが、ルフィ達は既におらず。

ここで、リク王やレベッカなど、色々な再会があったはずなのですが、省略されているのが少し残念。

「海賊だぞ」と、リク王はまだルフィ達を信じていません。

とにかく結果を出してリク王と仲良くなることが今後重要になってきます。

世界会議(レヴェリー)へ向けて。

また、ヴィオラのセリフは、藤虎の謎の行動の答えになっていると思われます。

「今更「正義」をかかげた海軍や政府なんかに助けて欲しくない!」

それでもルフィが正しいかどうかについては、藤虎にとっては、また別の話なのでしょう。

そしてラストにもうひとつ新たな戦局が。

サボvs藤虎です。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース 750話 感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 751話「サボvs大将藤虎」

この回からジンベエの扉絵連載がスタートしました。

ジンベエは現時点でビッグマムの傘下ですから、このシリーズはいろいろな伏線を抱え込んでいます。

後ほど本編に関係してくるのは確実です。

さて、サボの竜爪拳。

「嵩取る権力を引き裂く為の”爪”」だそうです。

サボの革命軍としての動機は、やはり少年時代の体験に起因しているようで、そのトラウマは、まさに革命軍の思想そのものというわけです。

また、サボはエースの死に何もできなかったことに激しく後悔しているようです。

藤虎の粋な対応もまた良いですね。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース751話についての個人的な感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

ONEPIECE 752話「掌」

いきなり現れたドフラミンゴは糸の分身”糸ジョーカー”で、ローの錠の鍵を渡しに来たようですが。

ドフラミンゴもミホーク同様、ルフィの「特殊な力」に一目を置いています。

「その場にいる者達を次々と味方につける」力のことですね。

これはおそらく今後の重要な伏線になるでしょう。

そして、ついにローの過去が描かれます。

「全部壊したい」

「おれは”白い町”で育った」

「もう長くは生きられねェ」

この危険なローを変えたのがコラさんだと思われます。

それをローは「救われた」と言い、ドフラミンゴは「腑抜けになった」と言っています。

つまりドフラミンゴとコラソンはそもそもの考え方が対立していた、と取れます。

あと、タイトルの「掌」とはMr.Childrenの歌のことなのかな、と思ったり。

ーーー詳細な考察は下記リンクから。

ワンピース752話の個人的感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

 

・・・こんな感じで、75巻に収録された各話は以上です。

 

■ジャンプと違うところ

キュロスの“星”の数が修正されています。

onepiece_75巻-02

↑ジャンプではなぜか、星二つなのに「1億」と言われていたのですが、

onepiece_75巻-03

ちゃんと「2億」に修正されました。

単なるミスだったということですね。

 

それと、コロシアムでハイルディンに折られたウーシーの角。

onepiece_75巻-04

↑ジャンプでは所々で生え揃っちゃっていましたが、

onepiece_75巻-05

コミックではちゃんと折れています。

 

もうひとつ、ドフラミンゴのピアスの件。

onepiece_75巻-06

突如、井戸内に現れたドフラミンゴ。

よく見ると、ピアスをしていないので、この時点では本物かどうか疑わしかったのです。

ワンピース751話についての個人的な感想と考察 - ワンピース考察ブログ??

しかし結局次週ではピアスが描かれていたため、単なる描き忘れだったようですが・・・、

onepiece_75巻-07

修正されず!

関係者の方、修正よろしくです。

 

最後に、ページは前後しますがローのセリフ並び修正について考察。

onepiece_75巻-08

↑ジャンプでは「ドフラミンゴの・・・!」「実の弟だ!!」でしたが、

onepiece_75巻-09

コミックでは「実の」「弟だ!!」に変わっています。

あれ・・・何となく、前の方が良いような・・・。

 

コミックではよくフキダシ内の文字配置が改善されているのですが、これにはちょっと引っかかりますね。

例えばこのページでは、ルフィのフキダシも、文字の並びが修正されています。

「え!?あいつの仲間なのか!?」のセリフです。

ルフィのしゃべり方のリズムに合わせるように、読みやすくなっていますね。

 

しかし、このローのセリフの文字並び改善は何となく不自然です。

そもそも、元の並びに改善の必要は無いと思いませんか。

読みにくいことはなく、特に変だとは感じません。

ということで、もし“あえて”こうしたのなら、読みやすく改善した、のではなく何らかの意図があって変更したのではないでしょうか。

 

ここで一旦、初見のつもりでこのコマを見てみましょう。

onepiece_75巻-08

この並びだと、この差し込まれた顔、これぞコラソンだと思いますよね。

ドフラミンゴの実の弟だって言っていますし。

ドフラミンゴに似ているな、と言う印象です。

ところが。

onepiece_75巻-09

初見のつもりで・・・。

この並びだと、この差し込まれた顔は、コラソンではなくドフラミンゴだと思うのではないでしょうか。

初見であろうコミックス派の方、いかがでしょうか?

どっちだと思いましたか?

 

この巻ではまだ、コラソンは出てきません。

もしこの修正が、オダッチの手によるものだとしたら・・・、

このコラソンだと思われる顔を、ドフラミンゴだとミスリードさせておくことによって、コラソンの衝撃の顔出しをまだ引っ張りたい、という意図があったのではないでしょうか。

もしくはコラソンのキャラデザインを変更したい、と思ったのかもしれません。

考え過ぎでしょうか。

 

ただ、元々ドフラミンゴの顔のつもりで、誤解を生んだために修正したという可能性もなくはないです。

が、やはり少し顔の形が違いますし。

それに話の流れから言って、ここにドフラミンゴの顔を差し込む必要はまるでなく、差し込まれるべきは、どう考えてもコラソンのほうですよね。

だから、この顔はドフラミンゴだと言う方がむしろ無理があるんですよね。

そして、後に登場するであろうコラソンがもしこの顔だったとしたら、やっぱりまんまとミスリードさせられた、となるわけです。

いずれにせよ、ローの回想にその答えがありそうですね。

 

 

以上です。

それでは続いてSBSについての感想です。

・・・の予定でしたが、ここまで意外と長くなってしまったので、別記事にて。

 


ONE PIECE 75巻(尾田栄一郎)

 

 

では、ONEPIECE 76巻の感想に続きます。