ONEPIECE 753「戦」の感想と考察です。
この記事は、最新話(753話)のワンピースをシーンごとに考察するものです。
ネタバレや画バレがありますので、今週のジャンプをまだ読んでいない方はご注意ください。
なお、本文中の画像は全部が753話のものとは限りません。
さて、まずは扉絵連載「ジンベエの海侠一人旅」。
海ネコはアラバスタ近海で既出でしたが、海イヌは初登場ですね。
迷子をおまわりさんに引き渡して解決・・・なワケないので、ジンベエの人柄的に親元まで無事に送り届けるんでしょうね。きっと。
さて、続いて本題。
いよいよローの過去編が始まるぞ・・・。
と思いきや、、、
■ベラミーの邪魔
いい所でベラミー登場。
そこじゃないんだベラミー。
出るならルフィがピンチのときでしょ。
ドフラミンゴがせっかく感傷に浸っていたのに、邪魔されました。
おかげで過去編に行かず。
空気の読めないヤツですね、昔から。
■「おれとお前は目的が違うんだ」
そんなベラミーですが、重要な証言をドフラミンゴから引き出してくれました。
「おれとお前は目的が違うんだ、昔からな・・!」
「お前はずっと”海賊”になりたがってた」
「だがおれは違う・・・何でもよかった」
「この世界さえ、ブチ壊せればな!!」
ドフラミンゴにとって、”海賊”は目的を達成するための手段に過ぎなかったことがハッキリしました。
このドレスローザ編に入ってから、ファミリーの海賊船は出てこないし、組織のあり方が何か”マフィア”っぽいし、と前々から思っていましたが、それもそのはず。
海賊にこだわっていたわけではなかった、と。
なるほど、それを裏付けるような言動も過去にありましたね。
「空島が・・あるかないか」
「黄金郷は幻想か、否か・・・」
「そんな事はどうでもいいんだ」
はい、ここですね。
そんな事はどうでもいい?
空島の有る無しは、”人の夢”です。
ルフィや黒ひげのような”高み”を目指す海賊にとっては、重要なコトなのです。
決してどうでもよくないはずです。
また、かつては空島の存在をあざ笑って否定していたベラミーは、この2年の間に実際に空島に行き、考えを翻しています。
「もうお前を笑わない」
こうしてルフィを認め、”海賊”として一つ成長したベラミーでしたが、逆に「空島があるかないか、どうでもいい」と断じるドフラミンゴとは意見が合わなくなるのも、まあ当然と言えば当然なんですね。
もっとひどい言い方をすれば、ドフラミンゴにとってのベラミーは、もう完全に利用価値のないコマになっているわけです。
・・・いやしかし、もうひと仕事あるようです。
この手の構え。
可哀想なベラミー、どうやら操られてしまうようですね。
■「この世界さえ、ブチ壊せればな!!」
さて、それではドフラミンゴの「目的」とは何なんでしょうかね。
まず、世界をブチ壊そうとしていることがわかったのは、重要な収穫です。
ベラミーでかしたぞ。
金のために闇ビジネスをやっているなんて、面白くないですもんね。
でも「この世界をブチ壊す」と言いますが、実際ドレスローザで王として平穏にしていましたし、闇のビジネスだってコソコソやっているだけですよね。
そこでこのシーン。モネのこの犠牲心。
目的とはズバリ、海賊王になることなのでは、と。
海賊に固執していない男が海賊王に?
矛盾しているようですが、言い換えればワンピースを目指しているってことです。
ワンピースを見つければ世界がひっくり返るのは、白ひげが予言済みです。
世界をひっくり返す=世界をブチ壊す?、同じ意味として捉えていいのか、まだわかりませんけれど。
■ドフラミンゴは”夢”を見るか?
ワンピースを目指すということは、少なくともルフィ達にとっては空島の存在と同じように”夢”みたいな話ですけれど、ドフラミンゴにとっては、もしかしたらかなり現実味を帯びた宝探しなのかもしれません。
なぜかというと、元天竜人という立場上、レイリーと同じように「歴史の全て」を知っている可能性があるからです。
レイリーやロジャー同様、ワンピースが何なのか、何らかの情報は掴んでいるかもしれませんよねェ・・・。
■手段
ではドフラミンゴは、どうやってワンピースを手に入れようとしているのか、その具体的な手段が問われます。
これも今までの言動を振り返ると、何となく思い当たる節が。
そう、「新時代」。
「手に負えねェうねりと共に豪傑共の新時代がやって来るのさ!」・・・です。
そしてもうひとつ、こちらのセリフ。
「時代はスマイルさ」。
何となくつながってきたでしょうか。
つまり、ドフラミンゴは”スマイル”を使って”豪傑共”を産み出し、”うねり”を起こさせて”新時代”を創り上げようとしているのではないか、という、推測。
で、新時代を創ったからって何?ってハナシですが、、、わかりません!
ただ、それが結果的にワンピースにつながる手段なのだと思われます。
その根拠について後述します。
■ローのやらかしたこと
ちなみにローの手によって、その「歯車」は壊されてしまったんですけどね。
ドフラミンゴは「歯車=SAD」によって計画的に新時代を迎えようとした。
一方ローは、その「歯車」を壊すことで半ば強制的に時代を進めようとした。
それぞれの思い描く”新時代”と”うねり”はやや異なるようですよ。
・・・このへんもっと詳しく考察していますので、以下リンクからどうぞ。
ローの「歯車を壊したぞ」「もう誰も引き返せねえ」についての解釈 - ワンピース考察ブログ??
■うねり=動員
ローの話で脱線しましたが、ドフラミンゴに戻ります。
新時代を創り上げるということがワンピースにつながる手段、というストーリーを予想しました。
もう一度、白ひげのシーンを振り返ってみます。
「いつか来る・・その世界中を巻き込む程の”巨大な戦い”」と言っています。
これと「豪傑共のうねり」は何となく関係があるような気がしませんか。
何となくですよ。
それが即ち”新時代”なのかは何とも言えませんが、いずれにせよ、新世界の大物達がうねり出すと、”巨大な戦い”になるであろうことは容易に想像できます。
また、”うねり”と言うからには、一人や二人なんかじゃなく、人が何百何千と動くイメージですよね。
つまり”動員”。
ドフラミンゴはこれをコントロールして、戦いを制したいのではないでしょうか。
整理すると、ドフラミンゴは世界をブチ壊す(=ワンピースを見つける)ため、スマイルを使って新時代を創りたい、うねりをコントロールしたい、ということです。
■ワンピースを手に入れる男
そして、ワンピースを手に入れるべく、うねりを制御しうる男がもう一人。
もちろんルフィです。
ルフィのこの「特殊な力」、”動員力”に他なりません。
ズルい考え方ですが、ルフィは後々ワンピースを手に入れるはず。
だから、そのために必要不可欠な”動員力”を、ルフィは持っているのです。
これが、”うねり”がワンピースを手に入れる手段とする推測の根拠です。
■「ねーあたし何に見える?」
子ども?女?オネエ?キリン?・・・不思議なデリンジャー。
スレイマンは身体を貫かれダウン。
ここで脱落なのでしょうか。
それでは彼に代わって最後の一言を。
「”首切り”じゃなくて ”首はね”なんですけど・・・」バタッ…
次。
■全国民は”王の台地”に集合してください
国中に連絡してみなさん王の台地を目指すようです。
これで国民と国王まとめて、ルフィのことを見直させることができますね。
ウソップの演説に期待です。
■工場内部の様子
結局、工場内の監督はこの三人だけのようです。
手薄だなあ。
三度目登場の”三下さん”も簡単にやられていますし。
仲間を信頼し、ダマされていることに気づいたトンタッタ族。
作戦成功で、内部から扉は開けられそうです。
あとは、フランキーがセニョールに勝てばOK。
■キャベンディッシュの作戦
意外にも、まともな作戦。
それにしても、ボケもツッコミも出来るなんて、ホント良いキャラですよね。
この島で去るにはホントもったいない。
かと言って仲間にはならないだろうし・・・。
ちゃっかり乗ってるキュロスに絶え間なく突っ込んでいます。
一方、窮屈そうなローもシュールな笑いを求めています。
■「おっさん死ぬ気じゃねェだろうな」
まだキュロスの実力がわからないルフィ。
キュロスは勝つ自信があるようですが、もし死ぬ気だったらルフィは止めたはず。
「邪魔」とか言って。
懐かしや、バギーに立ち向かった町長のおっさん。
■対戦相手決定
ほぼ決まりましたね。
まず、キュロス vs ディアマンテの新旧コロシアムの英雄対決。
妻スカーレットのカタキです。
続いて、キャベンディッシュ vs トレーボルの美醜対決。
オモチャにされた因縁があります。
続いて、ゾロ vs ピーカ。すでに戦闘中。
コロシアム軍団 vs ドンキホーテ・ファミリー幹部。
最後はルフィ&ロー vs ドフラミンゴ。
都合良くみんなが道を空けてくれるのもまた、ルフィの力なんでしょうか。
■「美剣!斬・星屑王子(ザン・テグジュペリ)!!」
美剣いただきましたー。
サン・テグジュペリ著の”星の王子様”からネーミングされた技ですね。
はあ、美しい。
次。
さあ一気に頂上へ行ってしまいましょう。
・・・というところで、今週のワンピースは終わりでした。
754話の感想に続きます。
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