ワンピース751話についての個人的な感想と考察
ONEPIECE 751「サボvs大将藤虎」の感想と考察です。
今回も、最新話(751話)のワンピースをシーンごとに考察しています。
今週号のジャンプをまだ見ていない方は、ワンピース751話のネタバレと画バレがありますので、ご注意ください。
なお、画像は考察用で、全てが751話のものとは限りませんのでご了承ください。
さて、ワンピースのサイドストーリー、新しい扉絵連載が始まりましたよ。
タイトルは「仲間達の元へ」。
はい。ジンベエですね。
以前カリブーの扉絵連載にも登場していましたね。
「仲間達の元」とは、引いてはビッグマムのところへ行くのではないかと。
その旅路のついでに、カリブーを魚人島から引き離すために連れ去って、海軍基地(G-5)に引き払った、ということだったんですね。
で、なぜビッグマムのところかというと、ジンベエはビッグマムの”傘下の海賊”だからです。しかしルフィに誘われ、麦わらの一味への加入を心に決めています。
そのためにビッグマムとの”縁”を切らなければいけないのです。
でも「縁を切る」とはどういうことなんでしょうか。
ジンベエには「まだやらにゃあならん事がある」そうで、「現在の立場」というものがあって、そこを離れて魚人島に来たとのこと。
つまり、カイドウから島の守備を任されていたスコッチのように、どこかの島で何らかの任務に就いていた可能性が高いのです。
あ、スコッチってこの人です。
カリブーの扉絵にも出てましたね。
この人物もドレークも未だ謎だらけなんですが・・。
ま、それはいま置いといて、ジンベエは”けじめ”をつけに行ったんですね。
ちなみに「仲間達」っていうのは、”魚人海賊団”のみなさんですね。
ジンベエはアラディンをはじめとした仲間達とも別れて麦わらの一味となるのか、それとも全員引き連れて”傘下の海賊団”となるのか、気になるポイントです。
そしてジンベエとルフィの絆はすでに固く結ばれています。
魚人島を出発する際、ルフィの呼びかけに無言でうなづくジンベエ。
「後で必ず合流する」「おう!待ってるぞ」という、信頼関係が見て取れます。
なんて粋なやりとり。
また、ビッグマムのほうも、ジンベエとの関係のみならず、サンジ達との戦いや、シーザーとの因縁、”4日後のお茶会”など、気になる伏線がてんこ盛りです。
そういうわけで、今回の扉絵連載は、本編に密接に絡んでくる大変重要なものとなりそうです。
■竜爪拳
さて、本編ですが、いきなり戦闘から始まりました。
海兵が勇み足でサボに攻撃を仕掛けたようです。
おかげでサボの竜爪拳の詳細が明らかに。
「おれの指は、竜の爪!」
「嵩取る権力を引き裂く為の、”爪”!!」
手袋に隠れていますが、バージェスとの攻防を見ると、武装色の覇気で”硬化”しているようですね。
”竜の鉤爪”。
簡単に言うと、握力を極限まで高めて破壊する技ということでしょうかね。
さらに”物の核”を突いて破壊力をより高めている。(”竜の息吹”より推察)
原理としては”六式”の”指銃”と似たようなものかと。
それを「竜の爪」と見立てているのは、やはり”ドラゴンの片腕”としての自分、という意味なんでしょうか。
またはドラゴンも竜爪拳の使い手で、それを伝承されたのかもしれません。
■【嵩取る(かさど-る)】=横柄な態度を取る。思い上がる。
サボの革命軍としての動機は、やはり少年時代の体験に起因しているようです。
「嵩取る権力」とは、権力が暴走した天竜人とか貴族とかのことですね。
「この町はゴミ山よりもイヤな臭いがする・・・!!」
「人間の腐ったイヤな臭いがする!!」
「ここにいても・・・!!おれは自由になれない!!」
「おれは貴族に生まれて恥ずかしい!!」
サボのトラウマは、まさに革命軍の思想そのものなのです。
そして、もしかすればロジャーや白ひげの言う「世界をひっくり返す」という言葉も、革命軍の目的と共通しているのではないでしょうか。
■「ずいぶん広範囲に・・・市民の皆さんにお怪我ァねェか・・・」
隕石が鳥カゴの糸で斬れて、ピンポイントでサボのところに落ちるはずが、広範囲でドレスローザの街に落下。
怪我どころか、確実に何人も死亡しちゃいますよね。現実なら。
以前、藤虎の人物像を考察して、市民を想う割には手荒なやり方だと書きましたが、まあ、そういうことやっちゃうキャラだということのようです。
藤虎の人物像と海軍の行動に関する考察<後編> - ワンピース考察ブログ??
要するに、不器用とかおとぼけキャラとか、そんな感じですね。
■「お前さん、立場わかってやすか・・・?」
バスティーユ中将のカブトを持ってふざけるサボに、ドスをきかせる藤虎。
藤虎の言う「立場」というのは、サボに対しての「これだけの敵に囲まれているこの状況、一対三千の立場」ってことですね。
「ふざけてる場合じゃないんだよ」と、たしなめているわけです。
というか、中将二人と三千人もの海兵は、サボには全く無意味のようで、はじめからサボvs藤虎の構図しか成り立っていなかったんですね。
ヘタすりゃバスターコール級の兵力なんですが。
中将ですから、スモーカーやヴェルゴと同じクラスの強さのはずなんですが。
サボ、強すぎです。
■「ハタ迷惑な三兄弟がいたもんだ・・・!」
海軍に完全にバレてしまいましたね。
また懸賞金が上がる伏線と捉えておきます。
■「覚えとけ・・・ルフィがもしおれに助けを求めたら」
この一連のシーンは良いですよ。
まずサボは「もう二度と・・・」「あんな想いは・・・!!」ということで、エースの死を新聞で知り、自分が何にも出来なかった事を後悔しているようです。
倒れ込むサボのそばには、コアラとハックもいるみたいですね。
その直前の「たとえ世界のどこにいても、おれは立場を押して駆け付ける!!」というセリフから、二年前の戦争の時、サボは世界のどこかで何らかの任務を遂行中で、立場上あの場に駆け付けられなかった、のではないかと推測できます。
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また、「エースが死ぬわけない!大丈夫!」とも思っていたのかもしれません。
そして良いのはここからです。
兄弟の死に、涙ぐむサボ。
それを察した藤虎が、やや同情した表情を見せ、「これ以上の質問はヤボな様だ」と刀を抜きます。
察したんですね。思い出させてゴメンよってことです。
その上で敵同士さあ戦おうということです。
まったく、仁義なき戦いですね。
「どうせ興味はねェだろ?」
そんなしんみりした話は別に興味ねェだろと言うサボに、「その肴に合う酒もねェもんで・・・!」と、粋な切り返しをする藤虎。
思い出話をサカナに酒を呑むって言いますから、その話を聞くには酒が必要だということなんですね。
以上、演歌なシーンでした。
■サボの火
やっぱりエースの火と意図的に違うように描かれていると思うんですよね。
エースの火は白(?)くて巻き巻き。
サボの火は色(トーン貼り)付きでとげとげ。
・・・だからどうってことはないんですが。
■街が燃えている
街が燃えていますけど、これってサボじゃなくて隕石のせいですよね・・・。
■「麦わらァ!先を行かせて貰うぞ!」
ルフィより先に行く事が出来て、とってもうれしそうなキャベツさん。
やっぱり良いキャラしていますよね。
バギーしかり、ボンちゃんしかり、ハチしかり、キャラが良いと再登場してきますから、いつかキャベンディッシュの扉絵連載でも始まるかもしれませんね。
■ファンク兄弟登場
やっと出てきました。忘れられていたわけではなかったんですね。
えーとそうですね。
他のコロシアム軍団は我先にドフラミンゴ狙いなのに対し、ファンク兄弟はルフィに”協力”という、自分にとって何もメリットがない事をやっているのが一つのポイントでしょうかね。
まだ出ていないコロシアム出場者もたくさんいます。
呪術師マミー、放火魔ダマスク、追い剥ぎのジャン・アンゴ、剣闘士の皆さん、などなど、再登場はあるのでしょうか。
ところで今更ですが、みんなルーシー=ルフィをわかっているようですね。
気づけるようなキッカケは無かったと思いますが、どうしてわかったんでしょう。
■ジェット&アブドーラ脱落?
ローの顔!
■「もしもしおれはルフィ!海賊王になる男だ!」
あ。
今気づきました。
この電伝虫の出方はルフィの定型文なんですね。
そういえば過去にも・・・、
ドフラミンゴにつながったとき。
パンクハザードからかかって来たとき。
ビッグマムからかかって来たとき。
などなど、もう電伝虫に出るときの決まり文句なんですね。
■「トラ男くん」
ロビンのローに対する呼び方が変わりましたね。
以前は普通に「ロー」でした。
それが今回「トラ男くん」と。
「ニコ屋」「トラ男くん」の仲ですね。
これで、ローのことをトラ男と呼ぶのは・・・、ちょっとまとめてみましょう。
まずルフィは当然「トラ男」と呼びます。名付け親ですから。証拠画像は省略。
次にゾロ。「トラ男」です。
ナミも「トラ男」。
ウソップも。
サンジは「ロー」ですね。
チョッパーは「トラ男」。
フランキーも「トラ男」。
ブルックも「トラ男さん」。
錦えもんは「ロー殿」。
です。
ほぼ全員「トラ男」でしたね。
■王の台地・戦局
750話感想で、王の台地の各自の行動の班分けを予想しましたが、訂正です。
まず、インヘル率いるトンタッタ族はもうスマイル工場へ向かったみたいです。
そして、レベッカ、バルトロメオ、ロビン、レオとカブさんでひまわり畑へ。
最後に、リク王、ヴィオラ、ウソップ、ハック、タンクはここに残るようです。
リク王とウソップは多分セットじゃないといけませんね。
■ ドフラミンゴ急襲
「抜け道なんざあるか」というセリフから察するに、ドフラミンゴはファンク兄弟を使ってルフィをおびき出すようにしたということですね。
確かにピーカが動かした地形に”抜け道”っておかしいですもんね。
さて、いきなりのドフラミンゴですが、ルフィにとっては2回目の対決です。
統計上、最低3回はその島でのラスボスとの対決があると考えれば、ここで決着することは無いでしょう。
・・・・。
ピアスが無いのですが、描き忘れでしょうか。
実はドフラミンゴではない、という可能性も・・・、うーん薄いかな。
ルフィ達をハメてやった趣旨のセリフを吐いてますからねえ。
それよりも、「わー・・わー・・」って描いてあるのは何でしょうかね。
外の騒ぎ声かな。
展開がまだまだ読めませんね。
では752話の感想に続きます。。。