ワンピース 754話 感想など
ONEPIECE 754「お見知り置きを」の感想と考察です。
この記事は、最新話(754話)のワンピースをシーンごとに考察するものです。
ネタバレ・画バレがありますので、今週のジャンプを読んでからご覧ください。
なお、本文中の画像は全部が754話のものとは限りません。
今週の扉絵は特に進展無し。
展開的には、ずっと前の扉絵連載「はっちゃんの海底散歩」に似てきましたね。
さて、本編は錦えもんサイド。
場面は地下スクラップ場。
ピーカの地殻変動もここには影響せず、せっかくオモチャから元に戻った人たちも、地上に出る術が無かったようです。
ドレスローザの元兵士や市民がほとんどと見られます。
あれ、空島の人もいる・・・?
ま、ここにいるのは基本的に”人間病”を発症した人たちですから、「おれだよ、思い出してくれよ」などと騒いでしまって、落とされたのでしょう。
だから旅の者よりは、この地に家族や知り合いがいるドレスローザ国民が多くいるはずなんですね。
そう、悲しきエスタの恋人もこの中にいると思われます。
地上に出たとき、彼の戻る場所はあるのでしょうか。
■「壁の中から人が・・・」
カン十郎、やっと登場!
「ワノ国の侍、”夕立”カン十郎」!
夕立?
ともかくグラディウスが「スクラップ場で消えた」と言っていたのは、「妖術」で壁の中に隠れたからだったんですね。
ということは、この謎のシルエットもやはりカン十郎で間違いなかったようです。
この時も眠っていたのかな?
ちなみに復習ですが、ワノ国では悪魔の実を「世に珍しき果実」と言い、その能力を「妖術」と言います。
鎖国ならではの独特な認識の仕方ですね。
■カン十郎の容姿
さて、そのカン十郎ですが、刀みたいなデカイ筆を持っています。
容姿は侍というよりは歌舞伎者という感じ。
チョンマゲもなし。
麻呂っぽい顔面。
錦えもんもどちらかというと歌舞伎っぽい髪型なので、尾田先生は忠実な”侍”ではなく、海外の人が思い描くような”サムライ”を表現しているのかもしれませんね。
身長は錦えもんと同じくらいだから、2m80cmくらいでしょうか。
■「カッカッカ!信じておったゆえ、ヘチマの皮とも思っておらぬわ」
”ヘチマの皮とも思わない”=何とも思わない、ですね。
錦えもんの救助を信じてずっと待っていたようです。
しかし、こんなに便利な能力があってなぜ自力で脱出しなかったんでしょうね。
結局、自分の能力で脱出するんだったら尚更。
人見知りとかなのかな。
もしくは”ナメック人”じゃないですけど、戦闘タイプの侍じゃないとか。
刀を持っていないようですしね。
■「いやなに別段腹など空いてはおらんのだが」
って言っていますが、本当は空いていたんでしょうね。
錦えもん同様「武士ゆえ」、弱音は絶対吐かないんですね。
”武士は食わねど高楊枝”って言いますからね。
ワノ国、というか錦えもんとモモの助について、以前まとめています。
錦えもん&モモの助の伏線まとめ - ワンピース考察ブログ??
■カン十郎の能力
壁の中に隠れた、というのは、自身が絵になれるのか、壁に扉を描いたのか、どっちかなんでしょう。
そのデカイ筆で壁に書いたものが実体化する能力のようです。
ただし、「画力が気の毒」。
って、能力を活かせてないんじゃ・・・。
画力が実体化するモノの性能に影響するみたいですし。
錦えもんが萵苣(ちしゃ=レタス)を「腹に障る」と言って拒否したのも、”絵が下手だから味もマズイ”ということなんでしょうし。
■地下から脱出
「抜け雀」を描いて地上に出ようとするカン十郎と錦えもんに、すがる元兵士。
抜け雀をいっぱい出して全員脱出なるか。
錦えもんたちはドレスローザ編にはもうあまり絡まないんでしょうか。
カン十郎は助け出し、モモの助の一行は海上でビッグマムと交戦中(のハズ)ですから、もうドレスローザには目的がないっちゃないんですよね。
あとは、ドフラミンゴからモモの助との因縁を聞き出せればOKなんですが。
なぜ追われていたのか、ってことですよね。
746話を読む前に知っておくべきいくつかの未回収伏線 - ワンピース考察ブログ??
■ブルー・ギリーvsデリンジャー
背後からの不意打ちとはいえ、「断頭ハイヒール」一撃ですね。
足技対決は実現せず、ブルー・ギリーはここで脱落のようです。
ところで、デリンジャーの背中。
「バリッ」と服が破け、角のようなものが出てきましたよ。
これって・・・。
ホーディみたいな”サメの魚人”に特有のコレですよね。
デリンジャーって魚人だったのか?
でも”水かき”は付いていないし・・・。
不思議な子。
人間とのハーフなのかも。オネエだし。
子どもの頃の帽子には魚のマークが。
魚人関係なのは間違いない、かな?
■キャベンディッシュの読み
頭も切れるキャベンディッシュ。
このゲームの”仕組み”によーく気づいているようです。
「前へ進み、ドフラミンゴの首を取る事以外、この島から生きて出る方法はない!」。
これにはローも思うところがあるようで。
過去の”鳥カゴ”を思い出しているのか、ドフラミンゴの首を取る覚悟を決めているのか。
だけど、どうやって”皆殺し”にするか、または過去したのか、ですよね。
暴れた者たちは徐々に押さえ込まれているというのに。
やはり自ら手を下すんでしょうか。
■キャベンディッシュのキャラクターまとめ
以下、簡単に。
・容姿端麗
・頭脳明晰
・強い
・嫉妬深い
・ほめられると素直に喜ぶ
・ナルシストボケが出来る
・ツッコミも出来る
・別人格がある
以上です。
近年まれに見る優れたキャラクター。
特に”別人格でパワーアップ”なんて、主人公特性じゃないですか。
反面、バランス良すぎて器用貧乏と言うことも出来ますけど。
ま、機会があればまた別記事で。
■「個人的な戦い」
キュロスにとって、スカーレットのカタキであるディアマンテ。
今思えば。
キュロスもといオモチャの兵隊が「コロシアムの主」と言われる程にコロシアム周辺に出没していたのは、レベッカに会いに来たというのもモチロンでしょうけど、コロシアムの現英雄であるディアマンテを狙っていたのかもしれませんね。
■「じゃあおれは30年!」
出ましたね、ルフィの無意味な張り合い。
そういえば過去にも・・・。
こんなこともありましたねえ。
ちなみにギャグだと思って看過していると思わぬ伏線だった、ということがありますから、一応”30年前”を遡ってみると・・・。
ガープがチンジャオの頭をヘコました年でした。
関係ないか・・・。
■「何だ!?このデカ人形!!」
んー?何なんでしょうね。
オモチャ?・・・ですよね。
だとすれば、シュガーですよね。
もしシュガーが復活したとするなら、このオモチャについて気になる点が二つ。
・オモチャが大きい
・姿形が皆同じ
まず大きさですが、シュガーの能力によってオモチャにされたとき、元の姿の大きさは無視されます。
キュロス=兵隊さんが良い例ですね。
また、デカいゴリラも小さいサルの人形になっていました。
ただ、トンタッタ族だけは、同じくらいに小さいベアブリックにされましたけど。
次に、姿形が同じ件ですが、これまたシュガーの能力でオモチャにされたとき、そのオモチャの姿形は千差万別。
ひとつとして同じオモチャはありませんでした。
ただ、これもトンタッタ族だけは例外で、大勢の戦士たちはたった3種類くらいのベアブリックにされたんですよね。
結局、どんなオモチャにするのかは、シュガーのさじ加減ひとつということなんでしょうかね。
でも今回現れたのは、今までのオモチャとは明らかに雰囲気が異なりますね。
何か訴えかけているような気も・・・。
■ゾロvsピーカ
ゾロ圧倒です。
最高幹部ピーカでもまるで相手になりません。
新世界に入ってからのゾロは、この技を好んで使っています。
長い物を縦に斬る剣さばき。
今は二刀流ですが、三刀流だと奥義”六道の辻”ですね。
ヒョウゾウの刀(8本)も。
■”岩石同化人間”ピーカの能力
イシイシの実の能力”岩石同化”が大体明らかになりました。
ピーカの足下をよく見ると、地面と一体化しています。
で、ピーカの目が消えたことと、ゾロの「逃げたな」というセリフですが、これは今の姿をそのまま”ただの石”に変えて、”本体”は石像の中に潜ったんですね。
つまり、大きな石の中でピーカの本体が自在に移動している、という状態です。
かつ、石の形もグニャグニャと自在に操れる、というわけです。
だからゾロがいくら武装色の覇気で攻撃しようと、本体部分に当たらなければ、”ただの石”を斬っているに過ぎない、ということだったんですね。
■「サインの件」
コロシアムでルフィを探して連れて来たので、ゾロにサイン一枚をもらうことを約束していましたね。
でも今言うことではないのでは。
■「お前ら!何で空飛んでんだ!?」
戦闘中にも関わらず、二度も疑問を投げかけるほど、ビックリしているゾロ。
というか、、、
何で空を飛んでるのか、ということにやたら引っかかるゾロ。
もしかして、、、
空を飛べるサンジにジェラシーなのでは。
本当は自分も飛びたいのでは。
■「千八十煩悩鳳(ポンドほう)!!」
ゾロの新技、出ました。
一応、”一刀流・三百六十煩悩鳳”が出た時点で予想できた技ですけれど。
2年前、”百八煩悩鳳”だった技ですね。
威力は単純に2年前の十倍と考えていいんでしょうか。
■名言マシーン・ゾロ
「お前に一つ言い忘れたが・・・!」
「麦わらの一味は何も・・・”麦わらのルフィ”と”ゴッド・ウソップ”だけじゃねェ・・・」
「忘れるな・・・!おれはいずれ世界一の”大剣豪”になる男だ!!」
「お前とは”格”が違う!!」
今週のタイトル「お見知り置きを」は、ここの「忘れるな」のことを指していたんですね、たぶん。
皆さんご存知の通り、ゾロは麦わらの一味随一の、名言マシーンです。
勝負の度にカッコイイ決めゼリフをキメてくれます。
それでは、ゾロの戦歴と共にそれら決めゼリフを振り返ってみましょう。
(こちら別記事にて後日アップ予定)
■ゾロにとっての”ゴッド・ウソップ”
ところで、ゾロは今回の”ゴッド・ウソップ”の評価を面白がっているようですね。
自分より高い懸賞金が付いたらどうするつもりなんでしょうか。
でも、ゾロはウソップの実力をちゃんと認めているのもまた事実。
■「いずれ世界一の”大剣豪”になる男」
最後に。
「いずれ」という言葉。
ミホークとの実力の上下関係は、2年間で覆らなかったことを示しています。
ゾロは、修行を経た今もまだ、ミホークより弱いことを自覚しているようです。
もしくは修行の途中でミホークがどこかへ行ってしまって勝負していない、か。
この”2年間”のエピソード、テレビで放送するみたいですから楽しみですね。
・・・というところで、今週のワンピース、終わりです。
755話の感想に続きます。