ONEPIECE 745「鳥カゴ」の感想と考察です。
この記事は、最新話のワンピース(745話)をひとコマずつ考察するものです。
あらすじ詳細や画バレはありませんが、745話のネタバレを含んでいますので、今週のジャンプを読んだ後に見てもらえれば良いと思います。
さて、ゴッド・ウソップに導かれた元オモチャ達。
スマイル工場を破壊しに動きますが、最高幹部二人に阻まれ、返り討ちです。
やっぱりキャベンディッシュやチンジャオクラスでないとだめですね。
「鉄壁の中の鉄壁だ!誰に倒せるってんだ!!」って三下さん達(再登場)が言ってますけど、実際の強さはどんなもんなんでしょうか。
ヴェルゴ中将と同じくらいかな。
だとすれば強さは、サンジ以上ロー未満。
まあ、一概にサンジがロー以下とは限らないですけれども。
また、工場は海楼石で出来ているそうで。
海楼石はダイヤのように硬いそうですからゾロでも斬れません。(斬れるかな?)
この外壁のレンガのような石が海楼石という事なのでしょうか。
さて、少し離れた地点ではロビンとコアラ、サボ、ハックが再会。
やっぱりロビンとは知った仲だったのですね。
・・・ということは、いろいろと検証が可能ですよ・・。
■検証その1 「ルフィには会えた?」というセリフ
まずは直接このシーンからです。
このセリフから、サボとルフィの関係もしくは、サボがルフィに会いたがっている事を、ロビンは知っている事がわかります。
サボのまっすぐな性格上、エースの件についても何か話しているかもしれません。
■検証その2 ルフィと革命軍の”縁”について
魚人島に向かう途中で、こんな会話をしていました。
この時ロビンはサボの事を知っていたけど黙っていた、という事になります。
実際、革命軍のボスはルフィの父で、No.2はルフィの兄だったのです。
さらにロビンは、”くま”についても何か知っているような雰囲気です。
が、これまた黙っていますね。
■検証その3 ロビンを追っていた組織
2年後、シャボンディ諸島に再集結した麦わらの一味ですが、ロビンはなぜか何者かに追われながらの登場でした。
革命軍かな?と思っていたのですが、今回再会したコアラ達からはそんな素振りは感じられなかったですし、この黒服はどちらかと言えば政府関係者ぽい服装です。
政府関係者はハットに黒服。
仮に革命軍だとすれば、「連れて帰れ」はまあいいとして、「殺すなよ」というセリフには、今回のシーンから考えると、違和感があります。
とりあえず、革命軍である可能性はだいぶ低まったと考えておきましょう。
同時に政府関係者である可能性は高まったということにしておきましょう。
■生首のトリック
イトイトの実の能力で、糸で出来た操り人形というのが正解だったようです。
やや腑に落ちない感があるので、辻褄を合わせてみましょう。
・そんなにリアルな人形が可能なのか?
→これは、ドフラミンゴを信じるしかありません。がんばったんでしょう。
・胴体が動くのはまだいいとして、喋るのはなぜか?
→首と胴体をそれぞれ操っているのだと思われます。あくまで”人形”です。
・いつから人形なのか?
→直前に入れ替わったと考えるべきでしょう。
キュロスが現れるまで、身の危険を感じていなかったはずですからね。
・本体はどこにいた?
→本体は天井にでもへばりついていたのでしょう。スパイダーマンのように。
以上です。
ちなみにこの技は、ヴィオラはおろかベビー5でさえも初めて見たようです。
一方ピーカは知っていたようなので、本当に危険な時しか出さない技とか?
また、ローも知っていたかもしれません。なぜなら、
先週のこの場面、これってルフィに「逃げろ」と言っているようなものですよね。
ということは、ドフラミンゴが死んでいない事を知っていたという事ですよね。
■分身
注目すべきは、分身も能力を使えてドフラミンゴと同じ動きをするという事。
つまり、単純にドフラミンゴが二人いるようなもんです。
分身のほうは武装色はさすがに纏えないかもしれませんけど。
これは大変だ。一人でもローは惨敗だったってのに。
この分身、”操っている”というよりは自動操縦(オートコントロール)的ですね。
■嵐脚?
これって、六式の”嵐脚”なんでしょうか。それとも糸?
武装色”硬化”を鉄塊のように使っているのもそうですが、六式は政府の技。
ヴェルゴも六式を使えていましたが、おそらく海軍入隊後に習得したのでしょう。
ということは、ヴェルゴから技を伝授されるなど、お互いを高め合った仲だった
のかもしれませんね。
■「ピーカ邪魔者共を外へ!!」
え、ここで仕留めないの。出来るでしょ。
■外壁塔の庭
ゾロがいるはずですが。無事会えるかな。
■「始まった・・!」「鳥カゴだ・・!!」
ローは”鳥カゴ”という技の詳細を知っているようです。
というか、”鳥カゴ”はドフラミンゴの技名だったのですね。
要は、刃物のような糸で、鳥カゴのように周囲を包み、対象を閉じ込めた上で、寄生糸(パラサイト)をかける、という一連の行為を指すみたいです。
このローの反応、ロビンのバスターコールに対する反応に似ていませんか。
バスターコールは、”島ごと”集中砲火する戦法。
ロビンはバスターコールによって大事な人も故郷も全てを失いました。
ローも、”コラさん”を、”鳥カゴ”によって失ってしまったのではないでしょうか。
■13年前のケジメ?あの人の本懐を遂げる?逆恨み?
今までの話から推察すると、ローがまだドフラミンゴの部下だった13年前、当時ハートの席にいた”コラさん”は、ドフラミンゴが何らかの目的で使った”鳥カゴ”によって、不運にもそれに巻き込まれるような形で命を落とし、(「皆殺しにするつもりだ」とローが言っていますので皆殺されたと思われる。)その息を引き取る間際とかに、コラさんの直属の部下(あるいは慕う者)だったローに思いを託したのではないでしょうか。
暴走するドフラミンゴを止めてくれ的な。
そうすると、「あの人の本懐」というセリフも「逆恨み」というセリフも、何となくすんなりと成立するような気がします。
■通信不能
電伝虫が機能しないのはなぜなんでしょう。
糸が電波を遮断するとでも?
■寄生糸(パラサイト)
この技、”操り”の範疇を超えていますよね。
少なくとも、ドフラミンゴの意思だけで、これだけの人数を操るというのは、相当無理があると思います。
これも前述のオートコントロール的な操り方なのでしょう。
どちらかと言えば、針のように尖った糸で対象を刺し、神経系に直接作用させ、動作命令を与える技だと考えられます。
この場合は、「周りの者を無差別に攻撃せよ」みたいなシンプルな命令を。
他方、戦争編で白ひげ海賊団13番隊隊長・水牛アトモスやジョズを操ったときは、至近距離で指を「くいっ」と動かしていますので、寄生糸より細かいコントロールが可能な操り方だと思われます。
■「王宮だけどっかに行くぞ」
花畑の上に移動していました。スマイル工場も地上に現れました。
こうする事に何の意味があるのでしょうか。
「別に初めからお前らを恐怖で支配しても良かったんだ」というセリフは、ヤケクソにしか聞こえません。
■ゲーム
ドフラミンゴの信用はオモチャが元に戻った時点でもう無くなっていたのですね。
初めから恐怖で支配しなかったのは、ドフラミンゴの道楽性ゆえか。
今回もルフィ達をその場で始末せず、殺し合いのゲームをさせるようです。
「助かる道は誰かの首を取る他にない」そうですが、参加しないとどうなるの?
■「今からおれが名前を挙げる奴ら」候補
・ルフィ
・ロー
・リク王
・キュロス
・ヴァイオレット
・レベッカ
・サボ
・ゾロ
・ロビン
・そげキング(ウソップかな?)
・フランキー
・錦えもん
・カン十郎
というところでしょうか。
顔はどうやって知らせるのかな。手配書のない人だっているでしょう。
ダガマやアブドーラ&ジェットなんかは「多額の懸賞金」に喜んでいますね。
ウソップを裏切る展開も充分ありえそうです。
さて、ここに藤虎は入ってくるか否か。
「皆殺し」ですから入るかもしれませんね。どっちにしろ殺すのなら。
そうなると逮捕の理由が出来ますしね。
あと、手っ取り早く殺すために、ファミリーの名前を挙げるのもあると思います。
そしてこの状況から、リク王の信頼回復がどうやって成されるかも注目ですね。
・・・というところで、746話の感想に続きます。